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2013年12月

yomyom2013

1年はあっという間です。

福岡伸一さんの本で、仮説が載っていました。

「歳をとると体内の入れ替わりスピードが遅くなっているので相対的に早く感じる。」

なるほど、だからここのところ毎年あっという間に感じる訳ですね。


2013年に読んだ本の中で、印象に残ったものを紹介します。


福岡伸一「動的平衡
今年は福岡さんの著書をいくつか読みました。どれも良い本です。
本も映画も絵画もお好きなようで、博識に感心します。

宮本輝「錦繍
BGMはモーツァルトしか流さない喫茶店が出てきます。行ってみたい。
錦繍という言葉も、日本的で良いことばですね。

磯田道史「武士の家計簿
よくこの文書が残っていました。
それを見つける磯田さんもすごい。
どの時代も生きてゆくのは大変です。

中沢新一「日本の大転換
循環とは何か。循環を維持するためにはどうするか。
人類は、転換のポイントを迎えているのだと思います。

マイケル・オンダーチェ「イギリス人の患者
最初は大変ですが、後半はぐいぐいです。
オンダーチェさんはスリランカ生まれ。なるほど。

図書館で偶然見つけて読んだ本。
木についてもう少しじっくり知りたいと思いました。

坂本龍一「非戦
後進国だとあなどるな。素朴な生活に満足し、足るを知る人々の住む国はまともな国。
の一文にびりびり来ました。

皇帝を経験することって出来ませんからね。
貴重です。

幕内秀夫「粗食のすすめ
食生活は本当に重要です。

ジョン・アーヴィング「熊を放つ
再読ですが、本当に良い本だと認識しました。
一度目は大変でした。
そういう意味ではあまりおすすめ出来ません。

トルストイ「アンナ・カレーニナ
読むのに何カ月かかったでしょうか。
これも前回よりも理解しました。やっぱり名作ですね。
不眠症の方は夜な夜などうぞ。

津島美知子「回想の太宰治
美知子さんから見た太宰さんは、本から受けるイメージとだいぶ違います。

夏目漱石「こころ
何度読んでも面白いものです。それぞれの立場が理解できるようになります。

静岡のうんちくがたくさん出てきます。
見に行ってみたい場所もたくさん。


今まで新書ってあまり手を出していなかったんですが、「武士の家計簿」を読んで、
ちょっと見直しました。新書にも良書があります。
来年もこつこつ読みたいと思います。

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落葉

福岡伸一さんの本「遺伝子はダメなあなたを愛してる」を読みました。

福岡さんは分子生物学者ですが、映画とか本とかの知識も豊富で、読んでいて本当に面白いです。


その本の中で、菱田春草さん絵の「落葉」について触れているところがありました。

文章だけだったのですが、この絵を見たくなりました。



そういえばこの秋、子供が拾ってきたドングリを植木鉢に埋めてみました。

それが発芽して、紅葉したんです。

落葉するのかな。


Kc3z0014_3

(手前の黒い物体はアボカドです。
根っこまでは出たのですが、発芽しませんでした。)





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満州国皇帝の自伝

前回ラストエンペラーに関する事を書きました。


ラストエンペラーは、本人(溥儀)の手記「わが半生」を基に作られていることを知り、

早速「わが半生」を読みました。



皇帝からの凋落、戦争への利用、敗戦、捕虜、戦犯。

3歳で皇帝に即位し、普通の人では体験できない心理状態を抱えた約50年。

涙なしでは読めません。


しかし中国共産党は、溥儀さんを罰することはしませんでした。

自己改革を行うことで普通の人間として待遇します。


溥儀自信もだんだん気づいていきます。

自分には何の能力もないこと。

昔はただ権力を振り回していたこと。

今まで見下していた民衆を、尊敬できるまでなったこと。




これから生きていくヒントが隠されている気がします。






ベルナルド・ベルトルッチ 「ラストエンペラー」

愛新覚羅 溥儀 「わが半生 ~「満州国」皇帝の自伝~」

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