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2008年3月

新生活

3月もあとわずか。

3月上旬
朝、会社の近所を歩いていたら、
バス待ちしている幼稚園児に「変なおじさんだー」と叫ばれる。
こらこら、まだ何もしていないよね、おじさん。
(これからも何もしないけれど・・。多分・・・。)
警察につかまらなくて良かったよ・・。

次の日くらい
会社に行こうと家から通りに出たら、
中学生の体育系らしい男の子に「おはようございまっす!」
と挨拶され、思わずのけぞる。
「お、おはようございます・・」とかろうじて挨拶。
中学校で教育されているんだろうな。
でもきっと先生は近所の知らない人になんて挨拶していないでしょう。
自分が出来ない事を強要してはいけません。

そして、この時期は社会人1年目を思い出す。
東大宮駅の小ささに驚かされ、寂れた商店街のような駅前にさらに驚く。
実は大宮と聞いてすっごく期待していた。
浜松の人には「東京に行っちゃうんだよね・・」とか言われた。
いや、埼玉です。東京駅まで電車で40分くらいかかります。
赤羽でさえ25分はかかるんじゃないかな。

ぼくより古い会社の寮。
六畳一間に二人で生活。
テレビも本も無い。
唯一スピッツのフェイクファーのMDをヘビーローテーション。
ぼくのままでどこまでとどくのだろう。

大学生の時なんて昼前に起きていたのに、
いきなり6時台に起きなきゃならない。
夜まで仕事するなんて信じられないと思っていた。

でも慣れは恐ろしい。慣れるもんです。

先生になる人。
店長になる人。
一人暮らしを始める人。
会社をやめる決意をした人。
就職活動をしている人。
かわらず一生懸命働いている人。
勉強している人。
職場が変わった人。
結婚した人。
子供を授かった人。

みんながんばれー。



ケツメイシ 「新生活」

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カレーまんの歌

ドライカレーを作りました。

たくさん作り過ぎたので、翌朝もドライカレー、お昼もドライカレーでした。

その日は仕事がとても忙しく、深夜25時頃に帰宅。

ちょっと小腹が空いたので、セブンイレブンへ。

迷ったあげくピザまんにしました。

家について、PCを立ち上げ、お茶をいれ、ピザまんを口へ。

ん? 最近食べたことのある味が。

そう。なんと、カレーまんでした。

店員が間違えたのか、ぼくがピザまんをイメージして、

「カレーまん」と注文してしまったのか。

カレーの香りは君とおなじで、やさしくて、小さくて、忘れてしまいそう。




くるり「カレーの歌」

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おねえちゃんへ

結婚おめでとう。
とってもよい式で、泣いちゃった。

これは式の様子と、家の近所で撮ったビデオです。

お姉ちゃん、高台の公園覚えてる?
おんなじかっこで姉妹がブランコで遊んでいて、
すごく懐かしかった。
あのとき、私に立ちこぎさせてくれなかったもん。

あとビデオを撮っている時に、白い月がなんだか
キレイで見とれちゃった。

本当はもっといろんな話をしたかったけれど、
仕事も忙しそうだし、お兄さん(今日からこう呼ばなきゃね)
から取っちゃうわけにもいかないし。

喧嘩もいっぱいしたけれど、私は、ほんとは
お姉ちゃんのことが大好きです。
これからもいろいろ相談に乗ってください。
人生の先輩として。

スーツありがとう。
大学の入学式に着ていくね。





レミオロメン「3月9日」

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アパートの部屋にもどると、巨大な蛙が待っていた。

「ぼくのことはかえるくんと呼んでください」と、

よく通る声で言った。

ぼくは言葉を失って、ぽかんと口を開けたまま

玄関口に立っていた。


「そんなに驚かないでください。

でもこうするよりほかに仕方なかったんです。

ぼくがここにきたのは、浜松を壊滅から救うためです」

「ねえ、かえるさん」ぼくは言った。

「かえるくん」とかえるくんは指を一本立てて訂正した。

「かえるくん、ぼくにはまだよく事態がつかめていないのです。

それで、すこし質問してもいいですか?」

「もちろんもちろん」とかえるくんは言った。

「理解は誤解の総体に過ぎないという人もいますが、

残念ながら愉快な回り道をしている時間はありません。

いくらでも質問をしてください」


「芽キャベツは育てると、あのキャベツになるんですか?」



「芽キャベツは大きくなりません。結果的に、大きなキャベツにもなりません。まったく別物なんです」

すこし焦るかのようにかえるくんは答えた。


「じゃあ、かえるさん」

「かえるくん」かえるくんはまた指を一本立てて言った。

「かえるくん、ヤングコーンは芽キャベツのように別物なんでしょうか?」

「いえ、ヤングコーンは育てば立派なトウモロコシになります。基本的に、トウモロコシは一本の木に一つの実でないと美味しくなりません。そのために小さなうちに刈り取られたトウモロコシがヤングコーンとなるのです」

かえるくんはなんでも知っていた。

「そんなことよりも、ぼくらはみみずくんと闘わなければいけないのです。3月9日に、みみずくんが浜名湖の水位をあげようとしているのです。」

かえるくんは必死に訴えていた。

ぼくは疑問の解決に満足し、コンビニのハンバーガーを食べて胃から釣り針が発見された専門学生の事を思った。

釣り針が分からないくらい、がっついていたんだね。よく噛まなきゃ。


「みみずくんは山手線の車両くらいの大きさで・・・」

必死に訴えるかえるくんの声はもう耳に入らなかった。





村上春樹「かえるくん、東京を救う」

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