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2007年8月

つぐみ

「何かを得るときには、何かを失うときなんだよ」

つぐみに教えられました。

人間は、欲深いので、あれもこれもと望んでしまいます。

いろんなものを手に入れてきました。

でもいろんなものを失ってきました。

子供の頃、友達におもちゃを取られました。

それを取り返しに行きました。

取り返したのだけれど、友情は失いました。

南の海のきれいな島に行きました。

こどもたちのきれいな心を感じて、豊かなこころを、

ほんの少し手に入れました。

でも、ぼくらがその島で、食事を、電気を、水を消費したことで、

自然は元の自然ではなくなってしまうのです。

最近は失うものの方が多いような気がします。


星野道夫さんは言いました。

「アラスカにオオカミが居なくなっても、ぼくらの生活は変わらない。
けれど、想像の中でアラスカからオオカミがいなくなってしまったら、大きなものを失う事になる。
実際にそこに行かなくても良い。でもそこにあることで豊かにしてくれる自然というものがある。」



よしもとばなな「つぐみ」

星野道夫「表現者」

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